CFPを取得して独立・開業
専門学校が推奨するCFPの取得
一般に、専門学校等で「FP2級で独立、開業できるか?」と相談すると、CFPまでの取得を薦められるケースが多い印象を受けます。
FP2級の数が増え続けている実情からすると、FP2級を取得したレベルでの相談業務だけでは年間収入は頭打ちと推測されますから、当然のアドバイスと言えるでしょう。
FP登録者数の現状
日本FP協会登録者の現状は、以下のとおりです。
- AFP登録者:約15万5000人(平成26年3月現在)(*1)
- CFP登録者:約2万人(平成26年3月現在)(*1)
*1・・・ 日本全国での登録数
このようにCFPは資格登録者がAFPに比べると大幅に少ないため、専門学校等でのアドバイスは納得できます。FP2級(AFP)との差別化のために取得するのは一つの方法です。
豆知識
CFPは、資格更新に必要な単位数は30単位以上でAFP(15単位以上)より多くなります。当然ですが、単位取得の費用もAFPよりかかります。AFPよりCFPの方が専門性の高い知識が要求されるのですからこれは当然です。ただ、セミナー講師や執筆などが単位とみなされるため、実務がFP業務であれば単位取得の負担はAFPとさほど変わりません。
CFPの取得以外で独立・開業
分野を特化したFP2級(AFP)合格者に注目!
近年、得意分野に特化したFP2級(AFP)の活躍が目立ってきています。
例えば新聞、セミナーでは次の分野にて「住宅ローンアドバイザー」「金融ジャーナリスト」などの肩書で見かけることが増えています。
- 住宅ローン
- 資産運用
- 年金
FP2級、AFPで独立・開業する主なパターンまとめ
以上のことを踏まえ、FP2級(AFP)で独立・開業にあたっては次の方法が考えられます。
- CFPを取得する。
- CFP並みの知識を勉強・習得し、AFPと他資格(宅建、行政書士など)を組み合わせる。⇒FP2級と行政書士、宅建等のダブルライセンスで稼ぐ!
- 特定分野でCFP並みの知識を習得し、AFPで活躍する。⇒FP2級で独立・起業!士業情報をWEBコンテンツで提供し稼ぐ!
各方法それぞれの良さがあります。今後、それぞれの方法について順次記載していきます。
ご参考になれば幸いです。