FP2級と行政書士、宅建等のダブルライセンスで稼ぐ!
資格を取得して独立、開業というのはサラリーマンにとっては夢の一つではないでしょうか。
士業の一つであるFP2級技能士の資格を取得したい方にも、いずれもしくはすぐに独立、とお考えの方もいらっしゃるかもしれません。
FP2級単独資格での独立は可能?
2006年の春頃、各大手専門学校に独立に関する問い合わせをしたり、実務家FPの先生に質問してみたことがあります。
そのときの回答は2000年前半ぐらいまではFP2級でも独立可能だったそうです。その当時は「相談業務」を収益の柱としたものであり、この時代は試験も難しく、資格保持者も少ない時期でした。
その後、FPという資格が世間に認知され、人気資格ランキングの上位に位置することが普通になりました。
そして、2級の資格保持者の数はさらに増え続けたことにより、現在、単に資格を持っているというだけで独立するのは確かに難しいかもしれません。
とは言え、世間のニーズは増え続けており、インターネットの発達によって個人の情報発信が容易になったこともあり活躍の場は増えています。
実際に、肩書きがFP2級技能士またはAFPという方が新聞、雑誌、ネット上でコメントや寄稿したり、セミナー講師するケースをよく見かけるようになりました。ニーズに対する専門性を特化して活躍されているという印象です。
それなりの競争はあるにしても、得意分野に特化することでFP2級での独立は今でも可能でしょう。
仮に相談業務やプランニングで稼ぐのであれば、自分の得意分野に対してCFP並かそれ以上の知識を追及すれば十分に勝負できるはずです。
もちろんCFPや1級を取得する場合は格が上がるのでさら信用されやすくなりますし、資格を取得するためにさらに勉強することで確実に専門性も上がります。
独立もしくは転職・再就職するに当たっては、確実に有利に働きます。
複数ライセンスを取得する方法
世間への認知、「この人なら信用できそうだ!」というインパクトを与えるなら、認知度の高い別の資格を取得してダブルライセンス、トリプルライセンス保持者となる方法があります。
FPはご存知のように、様々な分野の知識を持つ総合的な資格ですが、例えばタックスプランニングの分野では一般的な税のアドバイスは提供できても、個別で具体的なアドバイスはできません。
タックスプランニングなど各分野に特化した資格を別途取得すると、その分野への専門性と具体的なアドバイスが可能になりますから、相談者にとってもメリットが有ります。
もし、税理士の資格があれば、具体的なアドバイスが可能になり、相談者へのメリットも増え、相談報酬額も上げることができます。
その他、相性のいい資格は以下のとおりです。
- 社会保険労務士(社労士)
- 行政書士
- 不動産鑑定士
- 宅地建物取引主任者(宅建)
- 金融商品取引業者
異色のライセンスコラボ!
最近は、これらの資格に留まらず、「えッ!」というような資格とのダブルライセンスでセミナーなどを行う方もいます。
具体的には、カラーコーディネーターの資格を取って、相談者に似合う色やファッションと合わせたライフプランを提唱するといった感じです。
このように、他の資格とのコラボで世間に対して新しい提案ができれば、希少価値が生まれます。
ニーズの開拓ができれば、報酬額を下げることなく運営していくことが可能でしょう。