【ファイナンシャルプランナー】FPは主婦に即役立つ資格
この記事は、次のような方に贈ります。
- 主婦または主夫の方でファイナンシャルプランナー(FP)を目指している。
- 退職後、専業主婦になったけどキャリアアップしたい。
- FP資格は役に立たない、という情報に惑わされている。
- 主婦だけど、FPの取得を迷っている。
目次
1. FPはなぜ主婦・主夫に役立つ?
毎日生活していると、次のようなことを考える機会が必ずあると思います。
- どうしたら効率よく貯金できるのか?
- 生活していく上で必要な出費は何か?
- 節約とはどういうことなのか?
- お金を増やすための手段は何か?
- 家を買うにはどんな知識が必要か?
- 将来、年金はいくらもらえるのか?
- 保険はどんな保険に入ればいいのか?
家計を預かる主婦・主夫にとっては、切実なことばかりですね。
ではなぜ、このようなことに悩むのでしょうか?
それは以下のことを知らない、または具体的にイメージできないためです。
- 人生全般にわたるお金の出入りと金額(教育、住宅の資金など)
- 年金、保険、税金の控除、補助金などの知識
特に近年は低金利、少子高齢化、介護といった要素も加わりますから、不安も大きくなりがちですね。
FP資格は受験勉強の段階から、このような悩みを解決するヒントがたくさん出てきます。
頭を悩ませた経験は、FPとして後々貴重な財産になるでしょう。
なお現在、日本FP協会には主婦の経験を生かして活躍されているFPが、たくさん登録されています。
主婦出身FPの経験談!
個人的にFPの受験勉強中に役に立ったのは、「タックスプランニング」の科目で勉強した住宅ローン、退職金などの各種控除のしくみです。
その他には、金の現物は買った時の消費税が、売るときに戻ってくるということ。
もし消費税8%のときに買って、10%になった後に売ると、2%分は得するワケです。
金の時価が安く、消費税UPが見込まれるときに役立つ知識ですね。
2. FPは学ぶほど節約などに意欲が増す!
受験勉強が進むにつれて、今まで漠然としていたことがクリアになる快感は、主婦として日々苦労されている方ほど病みつきになるかもしれません。
FP3級では人生の各分野に関わるお金の全体感をつかみ、FP2級では各分野の知識を深めることができます。
もちろん、特に業界経験がなくても、いきなり2級受験して構いません。
FP2級合格後、さらに日本FP協会に登録してAFPになると、研修やスタディグループでの勉強、コネクションを作るイベントへの参加が可能になります。
3. 仕事に即役立つ!FPの研修体制
興味のある分野には、さらに知識の深堀りができる以下のような仕組みが用意されています。
- 全国の提携教育機関での各分野別研修
- プロフェッショナル研修
特に後者は次のような分野で開催されていますから、向上心が強く、将来の独立を夢見ている方にはオススメです。
- 個別相談
- セミナー講師
- 執筆
人生を重ねると、きっと興味のある分野も変わると思います。
その時々のタイミングで勉強する環境が整っていることは、FPを志すすべての主婦にとって心強いのではないでしょうか。
4. FP資格で主婦も就職・再就職は可能?
よく「FP資格をとれば就職・再就職に有利か・・・」という質問コメントをよく見かけます。
これについては、資格を持っていない人よりは持っている人の方が有利でしょう。
ただ、FPとしての需要がある求人が前提です。
事務の求人であっても、「FP?ふ〜ん・・・。」というそっけない求人担当もいますので。。。
この辺りは、先に述べたFP研修等でコネクションを作って求人を探すか、転職サービスに登録してニーズを探るとよいでしょう。
また、次のようなケースもあります。
希望する会社に数人の応募があって、その全員がFP資格を持っていたとしたら・・・?
採用担当者はきっと、資格の肩書だけでなく、特定の分野を深堀りした次のような経験を評価するはずです。
- 身内のライフプラン表を作った。
- 住宅ローンを比較・検討した。
- クレジットカードを使い分けて節約している。
- 育児をしながら教育資金を貯めた。
- リフォームで公的な制度を利用した。
- NISAや確定拠出年金で節税した。
- 親の介護で公的な補助を研究しまくった。
資格を取得しただけではなく、さらに自分自身を磨き続け、差別化を意識しましょう。
思ったより早く、すでに成功しているFPの先輩方に近づくことができるのでは?
FPは上のような人生経験を積むほど引き出しが増えます。
お金の管理の他に、家事、育児、PTAなどの学校関係の活動を同時にこなす段取り力もサラリーマンに負けない立派なキャリアです。
健康を保って、高齢になってもFPとして社会に貢献し続けましょう。
5. 実際にあるFPの仕事・求人は?
次のような分野での就職・再就職が期待できます。
- 生命保険、損害保険会社の営業・事務
- 不動産・住宅メーカーの営業・事務
- 金融機関の営業・事務
- 税理士のアシスタント
- 独立系FPの見習いまたはアシスタント
- 企業の総務・経理などの事務
- 介護施設の事務