長生きリスクは早めの収入源準備が肝心
100歳以上は確実に増えている!
日本の少子化が叫ばれて久しいですが、実は長生きする方も着実に増えており、TVや新聞でも100歳以上で活躍されている方々の特集が組まれる機会が増えました。
世界保健機関(WHO)が2014年版「世界保健統計」で公表した男女の平均年齢に関する数値(以下、豆知識参照)によれば、日本人の世界一の長寿民族となっています。
豆知識
日本は、WHO加盟国の中で世界一の長寿国となっています。日本人女性の平均寿命は世界最長で87.0歳となっており、2位スペイン、3位スイス、4位シンガポールと続いています。日本人男性の平均寿命は世界第8位(80.0歳)で、(以下、省略)
引用:2014年版「世界保健統計」(WHO発行)
高齢者ではありませんが、スポーツ選手でも従来の選手寿命より長く活躍する方も増えました。今年限りで引退された中日ドラゴンズの山本昌投手は50歳でしたから、一昔前より随分延びたものです。
年金の目減りリスクと健康保険増額リスク
寿命が延びるのは喜ばしいですが、これからその年齢を迎える世代の方々は考えておいた方が良いことがあります。それは、健康維持と新たな収入源を持っておくということです。
年金があるじゃないか、という声もあります。ですが、日本の人口は40歳より若い世代が大きく減少しています。年金を支える世代は確実に減るわけです(以下の図を参照)。
<写真>
引用:日本の人口ピラミッド_総務省統計局より(H2310月1日現在)
株式の割合を増やしたGPIF年金積立金管理運用独立行政法人の運用が順調だとしても、現在受け取っている世代よりは減額になると予想されています。
また、国民健康保険の財政も支出の増加が止まらないことから年金からの徴収を厳しくしています。先々は徴収する率を上げる可能性もあります。
FPはサラリーマン等へのリタイア後のライフプランもシミュレーションしますが、それは現在の徴収率や税率が維持される前提に行っているものです。もし、国の施策が変われば、想定していた生活ができなくなる可能性があります。
先々の収入源を早めに検討する。
老後資金がいくら必要かは誰も予想できない!
このような事態への備えは保険では不十分ですし、必要な時にすぐに換金できない可能性も残ります。
ではどうするか?それは年金以外の新たな収入源を作り、人生をリスタートするプランをなるべく早い年齢から練っておくことです。
「お金をたくさん持っていれば良い」、という意見はもちろんあります。
ただ、誰がどのくらい生き、生活にどのくらいのお金が必要なのかというのは、どんなに優秀なFPでも実はわかりません。
長く働けることが一番!
あらゆる人にとって有効で一番確実なのは、なるべく長く働くことです。
それには普段からの健康管理、筋力トレーニングや運動、そしてスキルアップや副業を続けていく必要があります。
長く働くということは、少子化で減る労働人口対策にもなり、日本人の労働力減少にも貢献します。
また、これに伴って年金の支給年齢を先送りする高齢者が増えれば、若い世代の年金に対するマイナスイメージを払しょくすることにもつながります。
株式、FX、不動産などを運用する
ある程度の資産があれば以下の分野に投資して収入を得るのも一つの方法です。
- 株式
- 投資信託
- FX
- 不動産
働く場合もそれなりの準備が必要ですが、上記の投資もそれなりのスキルが必要です。少しずつで構いませんから、いずれかを早めに始めておきましょう。
なお、当サイトでも資産運用に関する情報提供を検討中です。しばらくお待ちください。